この間どこかのサイトでSynology DSM7.0 RCがリリースされたのを知りました。
去年の12月にベータ版が出たのは知ったましたがやっとRCが出た様です。
DSM7.0とは
DiskStation Manager 7.0通称DSM7.0です。
優れた高速ストレージ技術で、合理化されたユーザー体験、強化されたログイン セキュリティ、柔軟なクラウド ストレージ、システム モニタリング、およびクラウドでシステムを監視します。DSM 7.0 は、最高のSynology NAS 体験を実現するための全面的な改善を特徴としています。(公式より引用)
今回のアップデートでは次の機能のアップデートがあります。
ストレージ技術、Active Insight、ユーザー&セキュリティ、共有とコラボレーション、Synology Photos、Hybrid Share、SANソリューション、バックアップ ソリューション
この中で気になった機能を紹介していきます。
ストレージ技術
ストレージマネージャーでのディスク完了が見える化が改善した様で問題のドライブを間違って取り外す事が少ないくなりそうです。
そして障害時のディスク交換等もより便利に改善しているみたいです。
エンタープライズクラスのストレージ機能
メンテナンスと修理は、新しい拡張ドライブ交換オプションにより、パフォーマンスや稼働時間に影響を与えません。手動によるシームレスなドライブ交換
古いドライブを予備スペアにクローンし、シームレスにクローンに切り替え、ストレージプールを劣化させることなく古いドライブを削除します。素早いドライブの自動交換
DSM は、ドライブが重大な状態または障害状態に達したときに、ドライブを使用可能な Hot Spare に自動複製し、RAID の再構築時間なしで切り替えます。高速修理
新しい高速修復メカニズムで使用されているストレージ容量のみを復元することで、RAID の劣化時間を短縮できます。Safe Eject
拡張ユニットのストレージプールを安全に取り出し、システムサービスを中断することなくドライブを取り外せます。
Synology Photos
これは簡単に言えばGoogleフォトのプライベートクラウド版って感じだと思います。
特に説明はいらないと思いますw
Googleフォトが有料化したので今後はこの様なプライベートクラウド系が少し人気が出ないかなぁと思ってしまいます。
まとめ
まとめると以下の新機能や改善がある様です。
- 新サインインアプリ提供によるパスワード不要の認証機能
- FIDO 2に対応してWindows Hello、macOS Touch IDでの認証をサポート
- UI、フレームワークの応答性向上
- サブシステム最適化によりRAID 6パフォーマンスが80%向上
- SSDキャッシュの信頼性と効率性を改善
- ストレージプールやドライブベイの視認性を高めるストレージマネージャーのGUI改善
- ドライブ交換作業時のアレイ修復パフォーマンス向上
- SHA(Synology High Availability)クラスタでのフェイルオーバーを30%高速化
- SHAクラスタでのDSMアップデートを85%高速化
- 2つのコントローラーを用いたBtrfsメモリキャッシュ保護に対応
- iSCSIよりも高速なファイバーチャネルをサポート
- 1PB(ペタバイト)まで対応するアーカイブ用ストレージ
YouTubeに公式の動画があったので貼っときます。
日本語字幕をONにすれば大丈夫でした。